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「ユーザビリティ」とは、「使い勝手」や「使いやすさ」を意味する言葉で、主にWebサイトやアプリの操作性に対して使用されています。
Webページを閲覧する際、そのページの利便性や操作性といった主に使い勝手や分かりやすさなどを意味し、ユーザビリティが高いWebページが求められています。
国際標準化機構によるISO 9241-11では、ユーザビリティの定義が以下のように定められています。
「特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い。」
簡単に言うと、先述した通り「使い勝手」や「使いやすさ」を意味します。また、混同されがちな「アクセシビリティ」も大きなくくりで言うと「使い勝手」や「利便性」を表します。
しかし、アクセシビリティはWebページに限らず様々な製品や建物(バリアフリーなど)に対しての利用しやすさといった意味合いも持っています。さらに、Webページとしてのアクセシビリティは、特に障害のある方などに対しても読み取りやすいコンテンツにすることを意味します。つまり、「アクセシビリティ」は障がい者が健常者と同じようにサービスを受けられる度合いのことを表すのです。
ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、「ユーザーが得られる体験」のことを意味します。例えばWebページを閲覧した際、「見やすかった」「分かりやすかった」といった感情や印象(感性的品質)がUXにあたります。
つまり、「使い勝手(実用的品質)」を意味するユーザビリティが高ければ、UXを向上させることにつながるということです。
ユーザーインターフェース(UI)とは、「ユーザーとの接点」を意味します。Webサイトで言えば、画面に表示されるリンクやボタン、フォントのサイズや色などの要素のこと。一方、ユーザビリティは、そのボタンが押しやすいか、リンクが分かりやすいか、字が読みやすいかなどの「使い勝手」を指します。
つまり、UIは、ユーザービリティ(有効さ・効率・満足度)を向上させるための「要素」であると言えるでしょう。
Web制作において、ユーザビリティは非常に重要視されています。というのも、Webサイトやアプリは、ユーザー自ら情報を取得しにいかなければならない「能動的メディア」だからです。
そのため、情報までの導線が分かりづらいユーザビリティの低いWebサイトであれば、離脱の可能性はもちろん、最悪の場合は企業やサービス等のイメージダウンにもつながりかねません。
反対に、ユーザーが求める情報をストレスなく提示できるユーザビリティが高いサイトであれば、ユーザーの満足度を高めるだけでなく、結果的にコンバージョン率向上にも期待できます。
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