SEOに強い!クリック率が上がるページタイトルの付け方6選

SEO対策にあたって、タイトルの付け方は非常に重要です。せっかく良いコンテンツを書いていても、タイトルの付け方が不適切なばかりに上位表示を実現することができないというケースも多々あります。

反対にタイトルやディスクリプションを変更しただけで検索順位が上昇した事例もあります。このようにタイトル次第で検索順位が変動するほど、タイトルはSEOにとって重要な施策の1つと言えるでしょう。

SEOに強いタイトルを作成するためには、検索エンジン目線・ユーザー目線双方を考えながら書いていく必要があります。昨今の検索エンジンはアルゴリズムの進化によりかなり人間のような判断の下し方をするようになりましたが、それでもなお検索エンジンならではの注意点が存在します。

そこで本記事では、SEO対策で有利になるタイトルの付け方や、ペナルティや評価を落としてしまうようなNG設定例についてご紹介させていただきたいと思います。

ページタイトルとはHTMLタグの一種

ここでお話しするタイトルは、HTMLにおけるタグの一種と考えていただければと思います。具体的には、以下のような形で記述されるものです。

<title>SEOに効くタイトルの付け方、注意点</title>

検索エンジン上ではこのタグに囲まれた文字列が検索結果に表示されます。もちろん、この文字列がユーザーの注意をひきやすい内容であればクリックしてもらえる可能性は高まります。

またユーザーがあなたのWebサイトをブックマークした時に、ブックマークの題名として採用されます。後からあなたのWebサイトを再訪問したいとなった時に、わかりやすい題名がついていれば、再び診てもらえる可能性はぐっと高まります。

このように、タイトルタグは一度Webページを作成した後もずっとついてまわる要素ですので、慎重に検討するようにしましょう。

ページタイトルは検索順位に影響する

先ほどの項ではタイトルタグがどのような箇所に表示されてどのようにユーザーの目に触れるのかという点についてお話しましたが、検索エンジンにとっては検索順位にも影響します。

検索エンジンは、タイトルタグに設定されている文字列からキーワードを抽出し、ユーザーが検索しているキーワードと合致していれば関連性の高いWebページとして上位表示してくれる可能性が高まります。

もちろん、上位表示の条件はタイトルタグが全てではありませんが、非常に重要な要素であることは間違いありません。検索エンジンで上位表示するアルゴリズムは日々変化していますが、タイトルタグは比較的昔から上位表示するための重要な要素のひとつとして変わらず定着している要素です。

なお、タイトルタグ以外のSEOにおける注意点についてもこの記事で触れていますので、併せて参照してください。

検索エンジンにおいては、検索順位が高ければ高いほど、ユーザーの目に触れやすく、Webサイトに訪れてくれる可能性が高まりますので、そういった意味でもタイトルタグは熟考が必要な要素だといえるでしょう。

SEOを意識したページタイトル設計方法

上位表示を狙う際には、タイトルをニーズに合わせて設計していく必要があります。なぜなら、ユーザーがあなたの記事に辿り着く前には、必ずGoogleで検索をするからです。そのため、ユーザー行動を想定しながらタイトルを設計しなければ読まれることはありません。本章では、そんなユーザーに合わせたタイトルを設計方法を3つご紹介します。

狙いたいキーワードを選定する

前提として、どんなにオーソリティ(権威)が高いWebサイトであっても、検索エンジンで全てのキーワードで検索した際に上位表示をさせるといったことは不可能です。あなたが実際に検索エンジンで何かを検索したときに、検索ワードを変えるといつも同じWebサイトが表示されるわけではないということからも明らかでしょう。

SEOでは、まず見てもらいたいユーザーがどんなキーワードで検索するかを考えます。例えば、SEOについて詳しくなりたいユーザーは「SEO」という文字列で検索するでしょうし、近所のラーメン屋を知りたい人は「ラーメン」というような文字列で検索するでしょう。

SEOを施策する側としては、こうしたユーザーが検索しそうなキーワードをリサーチしてタイトルタグに入れ込むなどのSEO施策をしていくことが基本です。

サジェストワードも組み込む

とはいえ、タイトルタグにキーワードを入れ込めば、必ず上位表示ができるかというというと、そうではありません。

例えば、先ほど紹介したような「SEO」「ラーメン」というキーワードですが、このようなキーワードを設定している他のWebサイトはどのぐらい存在すると考えられるでしょうか。

 

SEOの情報ブログの数や、世界中に存在するラーメン屋の数を考えると、星の数ほどの競合が存在することがわかるでしょう。

もしこのキーワードで戦うのであれば、あなたのWebサイトはそれらの競合よりも権威面でもコンテンツ面でも優れたものを提供しなければならず、難易度としては非常に高くなってしまいます。

そこで打つべき手が複合キーワードの活用です。ただ「SEO」とするだけでなく、「SEO タイトルタグ」のようなSEO施策のなかでも具体的な施策に絞り込んだり、「ラーメン 〇〇(地名)」のように地名で絞り込んだりすることで、競合が比較的少ないキーワードで戦うことができます。

こうした複合キーワードを抽出するひとつの手法としては、サジェストキーワードを活用するのがおすすめです。サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力した際に候補として出てくる複合キーワードの一覧です。

また、検索をかけた際に、関連キーワードとして検索結果画面の最下部にも表示されます。このサジェストキーワードは、実際にGoogleを利用しているユーザーが入力したもののため、上位表示が出来ればより流入を期待できます。

競合を分析して差別化する

キーワードを組み合わせて戦う複合キーワードでも、競合との競争は少なからず存在します。検索エンジンで上位表示を実現するためには、そのキーワードで現状検索結果に表示されているWebサイト群よりも優れたコンテンツを作り上げる必要があります。

具体的なアプローチとしては、実際に狙っているキーワードで上位表示されているWebサイトを確認し、どのようなコンテンツが展開されているかをチェックするとよいでしょう。どんなコンテンツ内容がGoogleに求められているのか、現状の正解を知れるからです。

 

ただし、同じ内容のコンテンツを作れば上位表示ができるわけではありません。検索エンジンは似たようなコンテンツを持つWebサイトがある場合は、より過去に作られたものを高く評価する傾向にあります。過去に作られたWebサイトに勝つためには、既に展開されている評価されやすいコンテンツを必要十分な量網羅していることに加え、あなたのWebサイト独自のコンテンツが必要になります。

SEOを意識したページタイトル作成時のポイント

上記では、タイトルをユーザーのニーズに合わせて作ることを解説しました。とはいえ「具体的にはどうしたら良いの?」と思うことでしょう。ここからは、タイトル設計後に行う具体的なタイトル作成のポイントを解説していきます。

タイトルの文字数は32字程度

タイトルタグの設定において、最適な文字数はおおむね32文字程度と言われています。

これよりあまりに短いとユーザー受けするタイトル文言にうまくキーワードを入れ込むことが難しくなりますし、長すぎると検索エンジンの検索結果画面においては省略されてしまい、重要なキーワードがユーザーに届かなくなってしまう可能性があるからです。

キーワードを左詰めにする

重要なキーワードはできるだけ文字列の左側に寄せるようにしましょう。

これは、検索エンジンが評価するときに、タイトルの最初の方に出てきているキーワードを重要なキーワードとして認識しやすいという傾向があるためです。

また、ユーザー目線で考えた時にも、自分が検索したキーワードがなるべく左側にあった方が目につきやすいのも理由の1つです。日本のユーザーは文字を左から順番に読むことがほとんどですので、検索結果一覧をざっと眺めるときに、左側に自分が探しているキーワードが存在した方がクリックしてもらえる可能性は高まります。

加えて、あまりに右側に重要なキーワードを配置した場合、前項で説明したようにタイトルタグが一部省略されて隠れてしまうことがあります。これは、ユーザーがあなたのWebサイトを自分が検索したキーワードとは無関係なものとして見落としてしまうことにつながります。

ユーザーの目に止まるワードを使う

検索エンジンで上位表示できたとしても、その検索結果画面にはあなたのWebサイトの他にも競合のWebサイトがずらっと並びます。そんな中でユーザーにあなたのWebWebサイトを選んでもらうには、そのWebサイト群の中でも目立ち、ユーザーの注目を勝ち取る必要があります。

ユーザーの注目しやすいタイトルを作るもっともお手軽な方法は、ユーザーが注目しやすいワードをタイトルに入れ込むことです。ユーザーの注目しやすいワードとして、簡単な例を挙げると、「無料」「激安」「口コミ」「初心者向け」といったワードが挙げられます。こうした引きの強いワードを入れ込むことで、ユーザーの注目を引きましょう。

もちろん、ありきたりなキーワードの他にも、ユーザーニーズを考えると響くキーワードは無数に存在します。自身のWebサイトに訪れるユーザーは何を求めているのかを考え、響きやすいワードを検討し、クリック率にどんな影響があるかを検証してみるとよいでしょう。

数字を入れてイメージをしやすくする

ユーザーの注目を集めやすいタイトル作成のコツのひとつとして、数字を使うというものも挙げられます。

ユーザーがタイトルを見た際に、クリックするかどうかを判断するのはそこに自分が求めるものが存在するという期待感があります。ここで抽象的な期待感しか感じられないと見逃されがちですが、具体的な期待感を感じることができればクリックしてそのWebサイトを確認したいというモチベーションが高まります。

この具体的な期待感を感じさせるもっとも簡単な方法が数字を使うことなのです。

たとえば、「〇〇を〇〇する方法3選!」というようなタイトルをつけておけば、ユーザーはその記事のボリューム感を把握しやすくなり、安心してクリックしてくれる可能性が高まります。そのほかにも、「80%OFF」というような、そのWebサイトにアクセスすればどの程度の利益を得られるかということを端的に表現するようなフレーズも効果的です。

ネガティブワードで感情を煽る

人間は損をすることが嫌いな生き物です。そのため、「これを知らないと大損」とか「〇〇は逆効果!?」というような、ネガティブなワードが含まれたタイトルは、人間の心理的についクリックしてしまいがちです。

ただし、刺激的なタイトルは諸刃の剣であることを忘れてはいけません。もし、タイトルで訴求していたこととまったく逆のコンテンツがクリックした後に表示されたとしたら、ユーザーは期待を裏切られたと考え、あなたのWebサイトには寄り付かなくなってしまうでしょう。

短期的には注目を集め、クリックを集めることができたとしても、長期的に考えるとあなたのWebサイトにとってマイナスの効果を生んでしまう可能性があるのです。

刺激的なタイトルでユーザーを誘導するには、高まった感情を受け止めることができるような、周到なコンテンツを用意することを忘れないようにしましょう。

当たり前の逆をいく

こちらもユーザーの目を引くのに有効な手段です。検索結果画面に表示された他のWebサイトには記載がないような、常識から外れたような内容をタイトルにつけることで、ユーザーの目を引くことができます。

例えば、SEO関連のブログであれば「SEOは不要!?」、健康関係であれば「早寝早起きは逆効果!?」などといった、一般的に認識されている「SEOは重要」「早寝早起きは健康的」といった常識の逆を行く文言をタイトルタグに設定することで、他のWebサイトにはないコンテンツをユーザーは期待しクリックにつながります。

こちらも、ネガティブなワードで目を引く手法と同様に、コンテンツでユーザーの高まった期待感を裏切らないようなコンテンツ作りが求められます。

SEO対策はタイトル以外にも注力する

SEO対策においてタイトルタグが重要であることを説明させていただきましたが、もちろんSEO対策はタイトルタグが全てではありません。最低限遵守するべきことは他にもありますので、上位表示達成のためにしっかり押さえておくようにしましょう。

コンテンツとタイトルの関連性に注意する

一昔前であれば、タイトルタグにキーワードを含めているだけで上位表示ができるような時期も存在しましたが、今はそれだけでは上位表示は難しいのが現状です。検索エンジンは以前よりもよりコンテンツの中身をしっかり分析するようになっており、タイトルタグとコンテンツに関連性が少ないようであれば上位表示が難しい状況なのです。

例えば、「ラーメン 無料」のようなキーワードで集客していて、実際のコンテンツには無料の商品が一切掲載されていないとしたら、そのWebサイトはユーザーニーズを満たしているとは言えません。こうしたユーザーの益にならないようなコンテンツは検索エンジン側も上位表示させないように対策しているため、上位表示を実現することは難しいのです。例は少し極端ではありますが、ユーザーの目を引きたいがために過剰な訴求をタイトルに設定しないように心がけましょう。

コピペ記事にならないように注意する

検索エンジンは、既にインターネットに存在する記事をコピペしたような記事を、コピーコンテンツとして低く評価する傾向にあります。場合によっては、悪質なコンテンツとして、その記事だけでなく、Webサイト全体の評価を下げてしまったりということもあり得ます。

競合を分析して上位表示しやすいコンテンツを調査しましょうと書きましたが、それを意識するあまり競合サイトとあまりにも似通った内容になってしまわないよう注意してください。コンテンツはできるだけ自分の言葉で書くようにし、もし流用する必要がある場合は引用であることを明確にし、出典元へリンクするという、インターネット上のルールを遵守するようにしましょう。

ユーザーの利便性に注意する

検索エンジンに評価され、上位表示を実現するWebサイトは、「ユーザーの役に立つ」Webサイトであることが必須条件です。この時に注意するべきことは、どんなにユーザーの役に立つコンテンツが掲載されていても、それを読まれなければ上位表示は難しいということです。

例えば、容量が大きい画像やスクリプトをふんだんに使っていて表示速度が極端に遅いWebサイトや、ナビゲーションが煩雑で知りたい情報になかなかアクセスできないWebサイトは、そもそもコンテンツに行きつくまでにユーザーは離脱してしまいます。

検索エンジン独自のアルゴリズムが存在するとも、実際のユーザーの滞在時間や直帰率を見ているとも、いろいろな説が言われていますが、少なくともこうしたユーザーにとっての利便性が低いWebサイトは検索エンジンでも評価される可能性は低いと考えた方がよいでしょう。

記事を読むかはタイトルで決まる!

ここまで見てきたように、あなたのWebサイトの記事が読まれるかどうかという点において、タイトルの記述は非常に重要な役割を果たします。タイトルが適切でなければ、上位表示してそもそもユーザーの目に触れるということができませんし、万が一上位表示されたとしても、他の検索結果に埋もれてWebサイトに誘導することはできません。

タイトルの記述はユーザーとのファーストコンタクトとなる欠かせない検討事項であることを肝に銘じ、しっかりと時間をかけて作成することをおすすめします。

せっかく作ったコンテンツの恩恵を最大限に享受するためにも、検索エンジン・ユーザー両面が喜ぶタイトルの記述のしかたを、この記事を参考に身につけていただけますと幸いです。

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この記事の監修者

株式会社ブランディングワークス編集部

株式会社ブランディングワークス編集部

SEO対策・コンテンツマーケティングの支援事業者。SEO支援を中心に、伴うWeb制作修正やコンテンツ制作まで一気通貫した支援を実施。実績のあるパートナー会社と連携してその他Webマーケティング(広告運用・SNS・メディアのマネタイズetc.)も幅広くカバーし、戦略立案から実行までを総合的に支援も可能。

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