簡単にWEB制作ができる!ノーコードの解説とおすすめツール6選

ノーコードとはコードを書かずにWEBサイトを制作する方法です

本来WEBサイトを制作するときは、プログラミング言語のコードを入力していくことでWEBサイトが完成します。
そのコードを入力せずに、ノーコード専用のツールを使うことで専門知識がない人でもコードを書かずにWEBサイトが制作できる方法がノーコードです。

WEBサイトを制作する方法は以下の3種類

コード入力の多さで分かれていると思っていただけるとわかりやすいです。
具体的には以下の通りです。

コーディング

一般的にHTML、CSSの専門知識がある人でしかWEBサイトは制作できませんでした。
HTML、CSSを使ってホームページを制作する方法をコーディングと呼びます。
いわゆるその道のプロが制作するので、時間とコストはかかりますがデザインの自由度が高い特徴があります。

ローコード

その次に生まれたのがローコードという方法です。
これは、基本的には専門的な知識がない初心者でも扱えるツールですが、細かくデザインをしていく場合にはコードを書かなければなりません。

ノーコード

そして3つ目がノーコードです。
ノーコードが普及してきたことで専門知識がない人でも見た目の良い綺麗なサイトを制作することができるようになりました。

ノーコードが注目され始めた理由

それでは、ノーコードが増えてきた背景を解説します。

新型コロナウイルスによるオンライン需要

コロナ禍によって人との接触を避けざるを得ない状況が生まれました。
これによりZOOM会議や学校のオンライン授業などが主ですが、一気にオンライン需要が高まりました。

今までは一般的な企業でもオンラインを積極的に取り入れる企業はそれほど多くはありませんでした。
しかしオンラインにしなければ成り立たないという状況に立たされ、大急ぎでオンラインを取り入れ始めたというのが日本企業の状況です。

ビジネスモデルの急速な変化が求められた

こうした変化がコロナ禍においてはゆくゆくではなく一刻も早く変化をしなければ生き残れないという状況に立たされたと言えるでしょう。
その一例として、コードの知識を一切持たない一般職員が定額給付金の申請をオンラインで出来るようにしたことで大幅な手間を省くことに成功したという事例があります。

IT人材不足

プログラミング等の専門知識を持つIT専門の人材が不足していることも原因です。
しかしながら、システムやサービス開発においては一層スピード感が重要視されています。
需要と供給のバランスが真逆ということですね。
こうした背景から、専門知識を持たないデザイナーではない人でも簡単な操作でWEBデザインができるノーコードが注目され始めたのです。
年々ノーコードを使うユーザーは増加傾向にあります。
WordPressが近年ブロックタイプに変わってきたのも、ノーコードに近づけているためです。
逆にそれがノーコードがどんどん一般的になってきている裏付けとも言えます。
それではここから具体的にノーコードでのWEB制作方法を解説していきます。

ノーコードでWEB制作をする2つの方法

WEBサイトをノーコードで制作するにあたって、方法が2つあります。
それは以下の通りです。

テンプレ型ノーコード制作

テンプレ型ノーコード制作は名前の通り、予め用意されているテンプレートに沿ってWEBデザインを行うことができます。
使うツールによって種類が異なりますが、テンプレートに従って簡単な操作をするだけでWEBサイトが作れるため、最も初心者に向いていると言えます。
しかし、その分サイトの自由度は低いです。代表的なツールとしてはWixなどがあります。

スクラッチ型ノーコード制作

スクラッチ型ノーコード制作はテンプレ型と違い、ゼロからWEBデザインを行います。
とはいえ、コードは書きませんしカスタマイズも優れているツールが多いです。
テンプレ型よりもデザインに拘ることができ、自由度が高いです。
しかしカスタマイズする上で多少の専門知識が必要となる場合もあります。
スクラッチ型の代表的なツールとしてはSTUDIOが有名です。

ノーコードを使うメリット

ノーコードでWEBサイトを作るツールを使用するメリットについて解説します。

専門的な知識が不要で初心者でも作れる

やはり何をおいてもこれが一番大きなメリットと言えます。
ノーコードのツールではプログラミングの専門知識がなくても簡単にWEBサイトが作れてしまいます。
例えるならば、知らない人はほとんどいないドラッグ&ドロップという操作がありますね。
こういった操作をイメージしていただけるとわかりやすいです。
このレベルの操作だけで綺麗なWEBサイトやECサイト、アプリなんかも作れてしまうのです。

圧倒的なコスト削減

想像するまでもなく、一番大きなコストはIT専門家の人材コストです。
なぜならその人に依頼しなければWEBサイトが作れなかったからです。
しかしノーコードツールを使えるようになると、こうした人材コストを抑えることができます。
わかりやすくいえば、会社内でパソコンが好きな社員にノーコードを使わせます。
その社員さんにWEB関連を担当させるだけで、今までかかっていた外注の人材コストを抑えることができます。
また、会社によっては社内にプログラマーを誕生させるべく、知識や技術習得のための学習にコストを使っており、そういったコストも削減できます。

WEB制作の開発時間の短縮

ノーコードのツールを使えるようになるとWEBサイトやアプリを開発するにあたっての時間を大幅に短縮できます。
なぜなら、本来のコーディングという手法の場合プログラミング言語を使ってコードを入力していくことでWEBサイトが完成するわけですが、そのコードの入力にとても時間がかかるからです。
ノーコードツールを使うことでコードを書く必要がなく、それこそドラッグ&ドロップのような作業だけでWEBサイトを構築できてしまうため、制作時間が大幅に短縮されるのです。

ノーコードを使う上でのデメリット

ここまでノーコードでWEBサイトを作るツールを使用するメリットを解説してきましたが、当然デメリットも存在します。

あらかじめ決められた中でのデザインになりがち

これまで例えで使ってきましたドラッグ&ドロップで想像していただければわかりますが、あらかじめ用意されているものを動かして組み合わせるだけでWEBサイトができるのがノーコードです。

ということは、逆に言えば既存のデザインからかけ離れたデザインをするといった自由度は低くなってしまうといえます。
そのため、ある程度の綺麗なWEBサイトは初心者でも作れるが、プロのデザイナーが制作したような綺麗なサイトをそのまま作れるかというと難しいです。

複雑なWEB開発には向いていない

ノーコードツールでは、いわゆる企業のコーポレートサイトのような一般的なWEBサイトは構築できますが、大規模かつ複雑なシステムを開発するには向いていません。
なぜなら、初心者でも簡単にWEB開発ができるのがノーコードですので、複雑なシステムを組むとなるとどうしてもコードを書く必要が出てくるためです。
複雑なシステムを構築しようとした場合、ノーコードツールだとゼロからコーディングできる仕様ではないため別の開発手段を検討するべきです。

使用するツールに大きく左右されがち

ノーコードでWEBサイトを作るためのツールは様々な会社から提供されています。
しかし、ツールごとに搭載されている機能が異なってしまうわけです。
例えがオーバーかもしれませんが、会社の資料をExcelで作るかWordで作るか、というイメージです。
Excelで何もかも作ってきた人からすれば、Wordで資料を作り始めた途端に今まで簡単にできていたものができなかったりしますよね。
逆も然りで、今までExcelで作っていた資料をWordで作ることで新しい発見もあります。
こういった点で、どのノーコードツールを使うかによって最終的なWEBサイトの完成形も変わってきてしまいます。

海外で開発されたツールが多い

海外で開発されたツールの場合、サポートがない場合があります。
また、お問い合わせの際も英語でやり取りしなければなりません。
そのような点から、使うツールが日本語対応のものか確認しておく必要があります。
ここからは実際にノーコードツールを導入する際におすすめのツールを紹介します。

ノーコードツールを使う時に気をつけたいポイント

自分にとって最適なノーコードツールを選ぶためには、以下の項目を押さえておきましょう。

WEBサイトの目的を明確にする

なぜならノーコードツールは利用目的に沿って開発されているからです。
例えば会社のホームページを作りたい場合、ECサイトを制作したい場合、アプリを制作したい場合etc.、自分の目的に合ったノーコードツールを選びましょう。

WEBサイト制作におすすめのノーコードツール3選

以下のツールすべてにおいて初心者でも簡単にWEBサイトが作成できるというメリットは共通です。

BiNDup(バインドアップ)

https://bindup.jp/

4000種類以上のテンプレートがあり、カスタマイズ性に優れています。
カスタマイズ次第ではかなりオリジナリティ溢れるWEBサイトに近づけることができます。
またAIを使ったサイト作成機能も特徴の一つです。
簡単な質問に回答していくだけでホームページが作れる機能です。
その他、カレンダー機能、お問い合わせ、SNSの連携なども可能です。
デメリットとしては買い切りじゃなく月額制のためコストが大きい点です。
基本コースで月額2,980円の利用料金がかかります。

STUDIO

https://studio.design/ja

大手のメルカリShopsもSTUDIOを使って制作されています。
STUDIOはPCの画面の状態を見たまま、ドラッグ&ドロップの簡単な操作だけでWEBサイトが作成できるのが特徴です。
初心者が直感的にサイトデザインができるツールといえます。
また、サイト公開も細かい手続き不要で公開ボタンを押すだけでサイトを世界中に発信できます。
日本語フォントの種類も豊富でスマホ対応もしており、日本人向けのノーコードツールといえます。
複数の人間でリアルタイムでサイトデザインをすることができるのも人気です。

ペライチ

https://peraichi.com/

クリックと文章入力、画像を挿入するだけでWEBサイトが完成するほど操作が簡単なことが特徴です。
予約や決済機能も使えるのでペライチの名前の通り1つのページだけでインターネット上でビジネスを行える点もメリットです。
そのため、ホームページよりもLP作成に使われる方が多いという特徴があります。
デメリットとしては、無料で使う場合は1ページしか作れません。
また、サイトとして十分な機能を発揮させるためには月額3,278円のレギュラープラン以上のプランが必要になります。

ECサイト向けのノーコードツールおすすめ3選

続いてはECサイト向けのノーコードツールを紹介します。

Shopify

https://www.shopify.com/jp

ECサイトの構築コストが低いのが特徴です。
ベーシックプランは月額29ドルで、国内と比較しても差はありません。

また初期費用がかからない点もおすすめです。
100種類以上のテンプレートがあり、デザイン面では最も豊富です。
また、アプリと呼ばれる拡張機能が2000種類以上あり、外部ツール連携や検索対策、SNSマーケティング、在庫管理などたくさんの機能が用意されています。

SpreadSimple

https://spreadsimple.com/

Googleのスプレッドシートを使ってECサイトを作成できるツールです。
スプレッドシートにデータを入力し、SpreadSimple上に読み込ませることでECサイトが自動で作成されます。
普段からスプレッドシートやExcelをよく使う人にはとても使いやすいです。
また、スプレッドシートの情報がECサイトに反映されるため、データ管理とサイト運用が併用出来る点もおすすめです。
デメリットとしては、他のノーコードツールと比較するとテンプレートが少なめです。
コード入力ができればカスタマイズは可能ですが、あくまでノーコードでサイト作成をする場合はやや見劣りするポイントです。

STORES

https://stores.jp/

STORESは初心者でも簡単に良いデザインのECサイトが作れるという点がおすすめです。
また、PCだけではなくスマホで制作することが出来るので、気軽にECサイトを始められます。
販売手数料もかかりません。
初期費用もかからないため、ECサイトを開設しようか迷っている人は、リスクなしで始められるのもポイントです。
デザイン面においてはHTMLとCSSの編集ができないため、デザイン面においてはやや劣ります。

Web業界10年以上の知見を持って、無料にてご相談へ対応いたします。
情報収集目的でも歓迎です。お気軽にご連絡ください。

  • 人材育成領域

    人材育成領域

    サイト流入
    2.3倍
    (6,843セッション→16,001セッション)
    反響
    2.1倍(12→25件)
    上位表示キーワード例
    「人材育成(検索Vol.8,100)」
  • 婚活領域

    婚活領域

    サイト流入
    2.1倍
    (52,945セッション→110,164セッション)
    反響
    1.3倍(412→536件)
    上位表示キーワード例
    「婚活(検索Vol.40,500)」
  • 日常用品領域

    日常用品領域

    サイト流入
    3.3倍
    (31,874セッション→105,514セッション)
    反響
    3.4倍(84→293件)
    上位表示キーワード例
    「お水(検索Vol.4,400)」

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この記事の監修者

株式会社ブランディングワークス編集部

株式会社ブランディングワークス編集部

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