D2Cとは？

D2Cとは？

「D2C」とは、「Direct to Consumer」の略称で、メーカーなどの商品製造者がダイレクトに消費者と取引する・直接販売することを指します。

インターネットの普及により、ECサイトなど独自の販売チャネルを用いて、小売店や広告代理店などの販売業者を介さず販売する企業や事業者が増えてきました。

D2Cの特徴は？

D2Cの主な特徴は以下の通りです。

D2Cの一番の特徴は、自社で企画・製造した商品を直接消費者に販売できる点です。一般的には、商品が消費者の手元に届くまで、自社商品を中間業者に委託し、小売店に並べて販売しますが、D2Cの場合、企業が企画～消費者に届くまで自社で一貫して担います。

すべてを担うことから、D2Cは他社・業者の事情に左右されることが少なく、サービスや商品に対して柔軟に調整できる点も特長のひとつです。また、商品を直接消費者に届けるため、消費者の動向・年齢層などの顧客情報を正確に把握したり、顧客からの声を商品やサービスに反映したりでき、PDCAも素早く回せるという利点もあります。

D2Cのメリットは？

 

収益性が高い

企業・メーカーが商品の企画・開発・製造から販売までのすべてを自社で担うため、収益性が高いのが大きなメリットです。Amazonや楽天市場などで出店する場合は手数料がかかるのが一般的ですが、自社のECサイトで商品を販売すれば手数料はかかりません。また、小売店や代理店を介する必要がないため、手数料や流通コストなども大きく削減することができます。さらに、販売価格を引き下げることもでき、より多くのユーザーに商品を手に取ってもらえる可能性が高まります。結果として、企業の利益率向上に繋がります。

 

自由度が高い

自社ECサイトでの販売であれば、マーケティングやキャンペーンを自由に展開し、消費者との関係性を構築できるというメリットがあります。また、消費者が購買に至るまでのデータも集めやすくなるので、より自社に適したキャンペーンを打ち出すこともできるようになります。

 

顧客データを収集・蓄積できる

販売業者を介する場合に比べて、消費者の多くのデータを収集・蓄積しやすいこともメリットのひとつです。それにより、購買に至るまでの効果的な施策を、スピード感を持って実施でき、より効率的なPDCAサイクルを回すことで、売上のアップにも繋がります。

 

差別化できる

顧客と直接的なコミュニケーションをとって意見を吸い上げることで、顧客の声を商品に即時反映していくことが可能となります。消費者・顧客のニーズに合わせた商品企画や改善を繰り返すことで、他社製品との差別化が図れます。