IoTとは？

IoTとは？

「IoT」とは、「モノのインターネット」のことです。

従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ（スマートスピーカーや住宅、車、家電製品、電子機器など）がインターネットと接続されることにより、データをサーバー上で処理、変換、分析、連携することが可能になります。近年急速に実用化が進んでいる先端テクノロジーです。

IoTに必要な4つの要素とは？

IoTはモノが通信を行なう技術ですが、モノをインターネットにつなぐためには以下の4つの要素が不可欠です。

 

モノ

主体となるモノはもちろん必要不可欠です。一般的には家電や時計、車、ライトなどが挙げられますが、IoT技術ではあらゆるモノが対象となります。なお、センサーを取り付ける必要があるため、センターを取り付けられるモノであればすべてが対象です。

 

センサー

モノが通信を行なうためには、モノの周辺環境を察知し、データとして読み込むためのセンサーが必要となります。モノにセンサーをつけることではじめて状態や形状、位置、重さ、速度、音声など、さまざまな情報を感知できます。

 

ネットワーク

ネットワークは、センサーが読み込んだデータを端末に送るための大事な通信手段です。データの送信にはインターネット環境が必須となり、近年では無線ネットワークを使うのが一般的です。

 

アプリケーション

端末に送られてきた情報を可視化するためにアプリが必要です。暗号化されたデータをアプリによって適切な処理を行ない、人が理解しやすい情報にまとめます。

IoTで可能になる具体的な機能とは？

 

モノを操作する

最も代表的なのが、離れた場所にあるモノを遠隔操作する機能です。たとえば、外出先からスマホなどのデバイスを通じて、自宅のエアコンや照明などの家電を操作することができます。また、細菌ではスマホでペットの様子を確認したり、食事やおやつを自動的に給餌したりできるものもあります。生活を便利にするための用途で活用されるケースが多いです。

 

モノの状態を把握する

モノや人の状態を把握するのも大きな機能です。たとえば、照明の状態を外出先で確認できるので消し忘れを防ぐことができたり、エアコンの温度を確認し室内環境を最適な状態にキープしたりすることができます。また、利用頻度や利用時間といったユーザー情報を手に入れることが可能なため、ビジネス領域でも注目されています。

 

モノの動きを検知する

モノや人の動きを検知するセンシング技術とIoTを組み合わせることで自動運転技術が向上します。公共交通機関ではバスや電車の運行状況や混雑状況を、待っている乗客がリアルタイムで把握できるようになります。

 

モノ同士で通信する

AIスピーカーと連携して口頭の指示でお風呂にお湯を入れたり、エアコンや照明を点けたり、カーテンを開閉することができます。また現在注目を集めている自動運転車も代表例です。

IoTを活用するメリットは？

 

生活が便利になる

モノとインターネットがつながることで、モノを離れた場所から遠隔で操作できたり、手動だった作業を自動化したりすることが可能となり、圧倒的に生活が便利になります。また、普段の生活だけに限らず、工業や農業、医療、運輸といったあらゆる分野で応用されることで、さらに便利なサービスが生まれる可能性も秘めています。

 

新しいサービスの誕生

IoT技術はセンサーを付けられるモノであればどんなものでも対象になるので、今までなかった画期的な商品やサービスが生まれます。