2025年6月 コアアルゴリズムアップデート リリース
2025年6月30日 午後11:37(日本時間)にコアアルゴリズムアップデートのロールアウトの通知がGoogle公式から発表されました。「June 2025 core update」と呼称されています。
Google公式アカウント:X(Google Search Central @googlesearchc)
※以下翻訳
本日、2025年6月のコアアップデートをリリースしました。ロールアウトが完了したら、ランキングリリース履歴ページを更新します。
Googleからコアアルゴリズムアップデートの発表がありました。以下はGoogle公式発表と、海外の有名なSEOの専門家 バリー・シュワルツの速報記事です。
【Google公式SNS(X・LinkedIn)でのお知らせ】
June 2025 core update:6月30日深夜開始
X https://x.com/googlesearchc/status/1939694716007977160
【Google公式(Google Search Status Dashboard)】
https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/history
【This is the second core update of 2025 and this update will take about 3 weeks to complete.(海外の有名なSEOの専門家 バリー・シュワルツ X)】
https://searchengineland.com/google-june-2025-core-update-rolling-out-now-457731
2025年の2回目のGoogleコアアップデートです。展開が完了するまで、3週間程度とGoogle公式のダッシュボードに記載されています。
※直近のコアアルゴリズムアップデート一覧:
2025年:3月
2024年:3月・8月・11月・12月
※以下翻訳
あらゆるタイプのサイトの検索者にとって関連性が高く、満足のいくコンテンツをよりよく表示するように設計された定期的な更新です。
Google公式からの言及元URLとその内容紹介は以上となります。
ブランディングワークスが推奨する対策・サイト運営方針:
・「ブランドオーソリティ」観点でGoogleが認識判定しやすいサイト運営・事業運営
・ユーザーが安心して確認できるコンテンツの拡充(情報の鮮度・専門性・発信者の信頼性 など)
・AIが理解しやすいサイト構造、仕様、コンテンツの構成を意識したサイト運営
・サイトでの発信内容については、自社のみが提供できるベネフィット(選ばれる価値)を訴求
・検索エンジンのみでの情報開示にとどめず、情報のクロスチャンネル展開
Googleからの公式発表として提供されている2025年6月コアアルゴリズムアップデートの詳細な情報はありません。
ただし、2024年に公開されたアルゴリズムに関する様々な指標であったり、2025年5月20日にGoogle AIモードがアメリカ全土で展開されはじめたニュースなどから推測できることはあるかと考えます。
※2024年に公開されたアルゴリズムに関する様々な指標
2024.5 Google検索ランキングのAPIドキュメントが14,000ケ漏洩流出
2024.5 Google検索の内部エンジニアリングドキュメント漏洩内容 by マイク・キング
2024.12 【2024年12月】マーク氏によるGoogleの隠れた仕組みについて話題に
※アメリカ全土で「Google AIモード」が展開のニュース
2024.5.20 AI in Search: Going beyond information to intelligence
これらの一次情報を踏まえ、より効果的な対策項目に改善リソースを割いていきましょう。
以下は「2024年に公開されたアルゴリズムに関する様々な指標」の振り返りです。
2024年12月にイギリスのSEOコンサルタント『マーク(Mark Williams-Cook)』氏よりSEOのアルゴリズムが公開されました。この情報は、マーク氏がGoogleのアルゴリズムを、Google関連の脆弱性から見つけだした内容となります。
※Googleは未発見の脆弱性を報告を受けると、インセンティブを提供する制度「Google Vulnerability Reward Program (VRP)」があります。このような取り組みをバグバウンティと呼びます。今回、Googleからマーク氏にもインセンティブが支払われています。
▼内容ピックアップ
└Googleは検索クエリを大まかにいくつかのカテゴリに分類している(各カテゴリごとに検索結果の傾向が異なる)
└クリック確率予測モデルの存在(「クリックされる確率」を予測するスコアを割り当て、順位に影響)
└サイト品質スコアがランキングを左右
└ブランド検索頻度:ユーザーがサイト名を検索する頻度。
└クリック率の一貫性:サイトが1位以外に表示されていてもクリックされる割合。
└アンカーテキスト:他サイトでのリンクテキストにブランド名が含まれる頻度。
2024年5月にリークされたGoogle検索のコンテンツウェアハウスAPIの内部ドキュメントです。
Google検索の内部エンジニアリングドキュメントが約14,000件漏洩したとのニュース。
対象のAPI群が現在も使用されているものなのか不明なことと、記述されている評価指標ごとの重み付けについては記載が無いのでSEOにおいて対策比重の判断はつかない前提はありますが、これまで秘密にされていたGoogle検索ランキングに関与していると予測されるAPIドキュメントの数々が明らかになったと話題に。
▼内容ピックアップ
└ 「ドメインオーソリティ」実在確認
└ 「クリックはランキング要素に使用」実在確認
└ 「ランキング要素にChromeデータも参考」実在根拠
└リンクは依然としてかなり重要だと思われる
└ホームページのPageRankはすべてのページに適用される
└日付は非常に重要
また、直近のアルゴリズムをみていると、実態(拠点・実績・評判など)がある事業者の上位表示傾向にあり「ブランドオーソリティ」が重要視されてきているとの所感です。
自社情報をGoogleに隅々キャッチアップしてもらう為に、自社ブランドの信頼性・権威性・専門性・経験値をWeb上やSNSにて訴求しきれているか改めて見直していくことを推奨します。
2025年3月14日のコアアルゴリズムアップデート以降、Google検索結果における「AI Overview」の表示がknowクエリを中心に活発化しています。直近ではgo・do・buyクエリにおいても表示が増えてきています。
今後はAIが理解しやすいサイト構造、仕様、コンテンツの構成を意識してサイト運営していくことが、重要な対応項目となりますので、情報を掴んでいきましょう。
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