2024年3月 コアアルゴリズムアップデート リリース
2024年3月6日 午前2:01(日本時間)にコアアルゴリズムアップデートのロールアウトの通知がGoogle公式から発表されました。「March 2024 core update」と呼称されています。
今回のコアアルゴリズムをアップデートによって、検索結果からAI生成やSEOスパム、低品質なサイトを40%取り除くことへ繋がると発表しています。スパムポリシー違反サイトを検索結果ランキングから除去する調整は2022年頃から本格化していますが、過去の試行結果から良好な結果が得られたとし、2024年3月コアアップデートのロールアウトに至っているとのこと。
この記事の目次
Googleからコアアルゴリズムアップデートの発表がありました。以下はGoogle公式発表と、海外の有名なSEOの専門家 バリー・シュワルツの速報記事です。
【Google公式 Twitterでのお知らせ】
March 2024 core update:3月6日深夜開始
https://x.com/googlesearchc/status/1765060149662920747?s=20
【Google公式(Google Search Status Dashboard)】
https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/history
【Google releasing massive search quality enhancements in March 2024 core update and multiple spam updates(海外の有名なSEOの専門家 バリー・シュワルツ X)】
https://searchengineland.com/google-released-massive-search-quality-improvements-with-march-2024-core-update-and-multiple-spam-updates-438144
2024年の1回目のGoogleコアアップデートです。展開が完了するまでに通常は2週間程度でしたが、今回の「March 2024 core update」は1ヶ月程度かかる見込みと発表されています。
また、今回の3月コアアルゴリズムアップデートでは新しいスパムアップデートも合わせて開始されています。こちらは2週間程度でのリリースと言われています。
※2023年下旬には8月・10月・11月のコアアルゴリズムアップデートに加え11月にGoogle Hidden Gems ランキングアルゴリズムアップデート、検索品質評価ガイドラインへのNeeds Met(ニーズメット)評価について更新、様々なSEOニュースがありました。が、今回の2024年3月コアアルゴリズムアップデートはより大規模な順位変動が生じるものと予期されています。
Google Search Central Blog(※Google 検索セントラル ブログの日本版はこちら)では、この度の「March 2024 core update」2024年3月コアアルゴリズムアップデートについて「知っておくべきこと」として以下の解説ページを公開しています。今回の3月コアアルゴリズムアップデートでは新しいスパムアップデートも合わせて開始されていますので、スパムポリシーについても触れられています。
What web creators should know about our March 2024 core update and new spam policies
(2024年3月コアアップデートと新しいスパムポリシーについて知っておくべきこと)
https://developers.google.com/search/blog/2024/03/core-update-spam-policies
解説ページで触れている内容は以下です。簡単な要約とともにまとめていますのでご確認ください。
参考:
ヘルプフルコンテンツに関するFAQページはこちら
ヘルプフルコンテンツと Google 検索結果に関するよくある質問
https://developers.google.com/search/help/helpful-content-faq
Google公式からの言及元URLとその内容紹介は以上となります。
内容としては、大量生成コンテンツや中古ドメインを用いたSEO対策は今までと同じく引き続きスパム対象となるので気をつける旨に加え、
生成AIコンテンツやサブドメイン、サブディレクトリ貸しで運用される、親ドメイン運営者とは全く関連しないサイト運用に対して厳しく対応していく旨の内容でした。
今後のサイト運用としては以下が重要と考えます。
・いかに信頼ある運営者による発信情報なのか、ユーザーにもGoogleにも伝達できるサイト構成であること
具体的には親ドメイン運営コンテンツと下層サイトとの間で密接な内部リンク付け、運営者同士にSEO目的以外の関係値があることが確認できるかが重要な要素となってくると考えます。また、その判断は運営しているコンテンツ内容の親和性からも読み解かれるものと想定されます。
下層サイト運営者と親ドメイン運営者に、事業シナジーを生む意味合いで合意形成ができている、会社同士でグループ連携や業務提携がある、等、実態のある関係性があれば、上記は実現可能ですが、収益シェアだけが目的の関係性であると上記の実現は難しい状況となります。
「サイトの評判の悪用(サイトレピュテーションの悪用)」は2024年5月5日から適用されます。
参照:検索上のスパム的で低品質なコンテンツに対処する新しい方法 > サイトの評判の悪用
改めて、2024年3月コアアルゴリズムアップデートで言及された内容を踏まえ、自社の状況を振り返り、必要に応じた改善を進めていきましょう。
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