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「オーナー」とは、「持ち主」や「所有者」という意味があります。企業においては、「経営権・会社の所有権を持っている経営者」と解釈されます。
オーナーは会社の創業者であるケースが多く、例えばワタミや楽天、ユニクロ、ソフトバンクなどの企業価値が高い大きな会社はオーナーが多い傾向にあります。※オーナーが社長として経営している場合「オーナー社長」と呼ばれます。
オーナーと社長の違いを一言で言うと、「会社の所有権を持っているかどうか」です。オーナーは会社の所有者であり、たとえ実務に就いていない場合でも会社内で最も強い権利を所持しています。
それに対し、社長の定義には、“会社を所有しているかどうか”は関係ありません。あくまで経営のトップであり、職責上の責任を負っている立場の人を社長と呼びます。
オーナー社長は、会社内で絶対的な権力を所持することができます。また、絶対的な権限を持っているため、難しい決断の際にも独断で決定することができるのもオーナー社長にしかできないことだと言えるでしょう。
また、オーナー社長は、企業を所有しているからこそ得られる収入（株式の配当など）を獲得可能なので、例えば経営は雇われ社長(サラリーマン社長)に任せてオーナーに徹すれば、実務をしなくても企業が続いている限り収入を得られるというメリットがあります。
オーナー社長は強い権限を持っている分、リーダーシップが問われる立場であることに間違いありません。強い権限をもとに経営判断を行うことも多いため、ワンマン経営に陥りやすく、はたから見てもマイナスイメージを持たれる可能性も少なからずあります。
また、オーナー社長は自身の権限によって独断で重要な決断を行える分、失敗したときのリスクをすべて負わなければなりません。こうした点はオーナー社長のデメリットと言えるでしょう。
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