XRとは？

XRとは？

「XR（クロスリアリティ）」とは、「現実世界」と「仮想世界」を融合することで、現実にはない新しい体験を提供する空間を創り出す技術の総称です。

「VR（仮想現実）」「AR（拡張現実）」「MR（複合現実）」「SR(代替現実)」といった先端技術がこのXRに含まれます。XRを活用した新たな体験や課題解決が期待されています。

XRが注目を集めている背景は？

近年XRが注目されるようになった背景には、デバイスやソフトウェアの進化があると言えるでしょう。ディスプレイが高解像度化することで画質が飛躍的に向上、さらにその処理能力や操作性が大きく向上したことで、これまでにはない臨場感を味わえるようになりました。

また、小型化・軽量化に伴いデバイスを使用しやすくなったこと、1人1台スマホを持つことが当たり前となったことなどで、日常での活用シーンも増えています。さらに、5Gによる高速・大容量通信など、通信環境の大幅な進化もXRが注目される大きな理由と言えます。

加えて、近年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、非対面・非接触での遠隔コミュニケーションの手段として、XRを活用したリモートワークやイベント開催も取り入れられることが増えてきました。

XRの技術とは？

 

VR（仮想現実）

「VR」は仮想世界を現実世界のように体験できる技術です。CGや360度カメラによって作成された映像で、高い臨場感を得られます。

 

AR（拡張現実）

「AR」は、現実空間に仮想世界を重ねて投影して見せる技術のことです。例えば、「ポケモン GO」や、CGを重ね合わせて写真が撮れるカメラアプリ「SNOW」などが挙げられます。

 

MR（複合現実）

「MR」は、現実空間と仮想世界を融合させる技術です。現実空間と仮想的な世界感がリアルタイムで影響し合い、新たな空間を作ることができます。

 

SR（代替現実）

「SR」は、過去の映像を現実世界に重ね合わせることで、過去の出来事がたった今目の前で起こっているかのように見せる技術です。視覚や聴覚だけでなく、触覚なども組み合わせることで、よりリアルな体験が得られるものですが、まだまだ実用化された事例は少ないのが現状です。